長期における費用関数|ミクロ経済学(5)

Contents
短期的な固定費用
長期における費用の特性について考えてみよう。
まずその前に短期的な固定費用について考えてみる。
ラーメン屋を始めるときに、店舗の場所を決めて、設備等を準備する。
どの程度の広さの店、どれくらいの設備かは、それぞれ自由だが、一日100杯売ろうと思っているのに、100人、入る店舗の広さは必要ない。
設備も同様だ。
つまり、売りたい数量に応じた、店の広さと設備になるはずた。
だから、短期的には、短期的に売ろうと考えている数量に応じた固定費用がかかる。
長期的な固定費用
長期で考えるとどうだろうか。
一日100杯は安定的に売れるようになってきた。
次は500杯を目指そう。
そうしたら、何をしなければいけないだろうか。
まず、店の広さは大丈夫か。
そうしたら、設備は今のままで、500杯作れるか。
作れなさそうなら、設備投資だ。
500杯作れるだけの設備投資。
人はどうだ。
今の人数で5倍つくれるか?
作れなさそうなら、人を追加で雇う。
そうして、一日500杯、作れるようになるために必要な。固定費用が掛かる。
同じく1000杯になっても1000杯なりの固定費用が掛かるのは同じだ。
このように、固定費用と言っているが、長期的には、数量に応じて変化する可変費用と似たような特性があるのがわかる。
だから、長期的には、固定費用ではなく可変費用と考える。
費用関数としては、原点を通る傾きになり、供給関数としても原点を通る。
photo credit: marsmet463 via photopin cc
編集後記
ここでは、費用関数は必ず固定費用が掛かるが、長期的には、固定費用も可変費用として捉えることが分かれば良いのではと思っています。
お断り
当ブログは、「先生が生徒に説明をする体(てい)」で書いていますので、ご理解の上、参考にしてください。
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