menu
閉じる
  1. 損益分岐点と操業停止点|ミクロ経済学(3)
  2. 長期における費用関数|ミクロ経済学(5)
  3. 生産関数によるアプローチ|ミクロ経済学(7)
  4. ヘクシャー・オリーンモデルとは?|ミクロ経済学(23)
  5. 余剰分析を考えてみる|ミクロ経済学(19)
  6. パレート効率的な状態の事例|ミクロ経済学(21)
  7. 市場の均衡点とは?|ミクロ経済学(16)
  8. 貿易に関税をかけると余剰はどうなる?|ミクロ経済学(25)
  9. 需要の価格弾力性とは?|ミクロ経済学(13)
  10. ワルラス的不安定なのにマーシャル的安定?|ミクロ経済学(18)
閉じる
閉じる
  1. 効率的市場仮説
  2. インカムゲインとキャピタルゲイン
  3. 知的財産権における過失の推定規定
  4. 契約不適合
  5. 改正民法における債務不履行の大きな改正点のひとつ
  6. 会計監査限定監査役が採用可なのは?
  7. 監査役の任期
  8. 売主追加請求権について
  9. リスクプレミアム
  10. リスクフリーレートとは
閉じる

重要論点がわかる!中小企業診断士ブログ

予算制約線とは?|ミクロ経済学(9)

予算制約線

私のお小遣いは40000円である。

カキフライ定食は1000円、牛丼なら500円だ。

40000円を全てカキフライ定食か牛丼で使うとする。

カキフライの数をx、牛丼の数をyとしたとき、以下の制約が生ずる。

1000円 × x + 500円 × y ≦ 40000円

これを変形すると、

y ≦ -1000円 × x / 500円 + 40000円/500円

となる。ここで

カキフライ定食の値段をPx
牛丼の値段をPy

お小遣い(収入)をm

とすると、

y= -Px/Py × x + m/Py

という式が成り立つ。

この直線を予算制約線という。
この予算制約線に囲まれた三角形を予算集合とよび、予算という制約の中で取りうるy財とx財の組み合わせの集合だ。

なお、縦軸にy財、横軸にx財なので、右下がりの直線となり、

傾きが-Px/Py

y軸との交点(y切片)はm/Py
x軸との交点(x切片)はm/Px

となる。

価格と収入の上昇による影響

ここで牛丼が(Py)が値上げされたことを考えてみる。

Pyはy切片の分母だから、価格が上がるほど、y切片は上に上がる。

つまり、傾きが急になる。

同様に、
カキフライ定食が値上げされたら、
x切片は右に移動し、傾きが緩くなる。

価格が上がった方の軸の切片は上がると覚えよう。

また、収入が上がった場合はどうなるか?

y切片にも、x切片にも、収入mが分子にあるから、両方の切片が上がる。

しかし、傾き-Px/Pyには、mがないので傾きはそのまま、予算制約線が上にシフトすることになる。

photo credit: jetalone via photopin cc

編集後記

次は効用最大化の予定です。

お断り

当ブログは、「先生が生徒に説明をする体(てい)」で書いていますので、ご理解の上、参考にしてください。
もし、間違った表現などがあれば、こちらへご連絡ください。

▼▼▼続きを読みたい人は、ぜひシェア!▼▼▼

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. 余剰分析を考えてみる|ミクロ経済学(19)

  2. 需要の所得弾力性とは?|ミクロ経済学(12)

  3. ヘクシャー・オリーンモデルとは?|ミクロ経済学(23)

  4. 寡占市場とは?|ミクロ経済学(28)

  5. 不完全競争市場とは?|ミクロ経済学(26)

  6. 代替財と補完財とは?|ミクロ経済学(14)

おすすめ記事

  1. 貿易に関税をかけると余剰はどうなる?|ミクロ経済学(25)
  2. 人々はなぜ貿易をするのか|自由貿易による余剰|ミクロ経済学(24)
  3. ヘクシャー・オリーンモデルとは?|ミクロ経済学(23)
  4. 絶対優位でなく比較優位がスゴイ|国際貿易|ミクロ経済学(22)
  5. パレート効率的な状態の事例|ミクロ経済学(21)

最新記事

  1. 前提 効率的市場では、現在までに発生している情報が全て価格に織り込まれている市場を前提としている。…
  2. インカムゲインは配当金、キャピタルゲインは株価変動による値上がり益。 キャピタルゲインは需要と供給の…
  3. 知的財産権における過失の推定規定とは、調べれば簡単わかることなんだから、知らなかったよと言ってもダメ…
  4. 改正前の民法では瑕疵担保責任が規定されていた。 この「瑕疵」という概念が変わり、「契約不適合」となっ…
  5. 債務不履行よる契約解除は、債務者の帰責事由を不要としたため、債務者に故意、過失がなくても、債権者は契…

おすすめ記事

  1. 効率的市場仮説
  2. インカムゲインとキャピタルゲイン
  3. 知的財産権における過失の推定規定

Facebook

【注意】記事へのコメント欄について

コメント欄はスパムが多いため大変申し訳ございませんが中止とさせて頂きました。修正加筆など含めこちらからご連絡いただければ、内容によりますが記事に反映することも可能です。
ページ上部へ戻る