予算制約線とは?|ミクロ経済学(9)

予算制約線
私のお小遣いは40000円である。
カキフライ定食は1000円、牛丼なら500円だ。
40000円を全てカキフライ定食か牛丼で使うとする。
カキフライの数をx、牛丼の数をyとしたとき、以下の制約が生ずる。
1000円 × x + 500円 × y ≦ 40000円
これを変形すると、
y ≦ -1000円 × x / 500円 + 40000円/500円
となる。ここで
カキフライ定食の値段をPx
牛丼の値段をPy
お小遣い(収入)をm
とすると、
y= -Px/Py × x + m/Py
という式が成り立つ。
この直線を予算制約線という。
この予算制約線に囲まれた三角形を予算集合とよび、予算という制約の中で取りうるy財とx財の組み合わせの集合だ。
なお、縦軸にy財、横軸にx財なので、右下がりの直線となり、
傾きが-Px/Py
y軸との交点(y切片)はm/Py
x軸との交点(x切片)はm/Px
となる。
価格と収入の上昇による影響
ここで牛丼(Py)が値上げされたことを考えてみる。
Pyはy切片 m/Py の分母だから、価格が上がるほど、y切片は小さくなる(原点に近づく)。x切片 m/Px は変わらない。
傾き -Px/Py も、分母のPyが大きくなるので、緩やかになる。予算制約線は、x切片を軸にして内側へ回転する。
たとえば牛丼が500円から1,000円に値上げされると、40,000円で食べられる牛丼は80杯から40杯に減る(y切片が80から40へ下がる)。傾きは -2 から -1 になる。
同様に、カキフライ定食(Px)が値上げされたら、x切片 m/Px は小さくなり(左へ移動)、傾き -Px/Py は急になる。今度は、y切片を軸にして内側へ回転する。
カキフライ定食が1,000円から2,000円になると、x切片は40食から20食へ下がり、傾きは -2 から -4 になる。
値上げされた財の軸の切片が、原点の方へ下がると覚えよう。買える量が減るのだから、予算集合は狭くなる。
また、収入が上がった場合はどうなるか?
y切片にも、x切片にも、収入mが分子にあるから、両方の切片が上がる。
しかし、傾き-Px/Pyには、mがないので傾きはそのまま、予算制約線が上にシフトすることになる。
photo credit: jetalone via photopin cc
編集後記
次は効用最大化の予定です。
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