不完全競争市場とは?|ミクロ経済学(26)
不完全競争市場
これまでは完全競争市場を基本に考えてきたが、ここからは不完全な競争市場について考えていく。
不完全だと複雑なことが多く、とっても挫折したくなるが、ここからが大事なところになって来るのて、得られることも大きいはずだ。
不完全競争市場とは、
市場参入者、というのは売り手でも買い手でも良いのだが、価格を決定することができる主体が存在する市場のこと。
である。
その価格を決定する主体はプライスメーカーと呼ぶ。
ここでは、基本的に売り手にプライスメーカーが存在するケースを扱う。
産業組織論
今後のテーマを考えていく上での基本的な考え方として産業組織論というのがある。
ベースとなる考えかたなので、ここで触れておく。
次のような論点について考えていく。
・市場の構造や行動の結果、どの様な状態になるのか?
・その状態は望ましいのか?そうでないのか?
・望ましくない場合はどういった解決策があるのか?
産業組織論の三つの視点
産業組織論では、SCMパラダイムという考えかたがある。
このパラダイムでは、次のような視点の順番で考えていく。
市場の構造(structure)
↓
市場の行動(condutor)
↓
市場の効果(performance)
つまり、説明すると、
まず、市場の構造はどうか。参入障壁が高いのか?などを抑える。
そのとき、市場はどういった行動を起こすのか?
そのときの効果、成果はどうなるのだろうか?
という考えかたをしていく。
市場モデル
中小企業診断士の試験では、主に以下の三つのモデルが中心となる。
・独占市場
・寡占市場
・競争的独占市場
次回からこれらの市場について考えていく。
編集後記
仕事に追われて久々の投稿です。
読んでくれてありがとうございます。
photo credit: Profound Whatever via photopin cc
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